「日ロ観光事情」

2010年度(H22年度)

中子 富貴子 様

ロシアからご帰国後のご多忙のところ、ありがとうございました。
ロシア専門旅行会社に15年間勤務の経験と市大創造都市学科博士課程在籍をベースにした講義は、現在の観光産業および日ロ観光歴史と状況がよくわかりました。

受講生(学生・社会人)に好評でした。とくに、学生にとって旅行会社に入るときの参考になったと思います。

大阪市大写真部入部されたときから、旧三商大写真展で長年の付き合いですが、僭越ながら、ご本人にとっても勉強になったのではないでしょうか?

■中子富貴子講師(文H2卒、市大創造都市研究科博士課程在籍 ㈱トラベルジャパン代表取締役の
 「日ロ観光事情」でした。

1.日本の観光産業と現状
 1.1 観光産業の経済規模・・・23.6兆円(2008年度) 生産波及効果51.4兆円
    うち旅行業者取り扱い額 6.1兆円(2009年)
 1.2 他産業との比較 
   ・コンビニ売上高8.3兆円 ・出版販売1.9兆円 ・レジャー施設売上高0.6兆円 ・ゲーム売上高0.5兆円
 1.3 日本の観光政策と発展
 1.4 旅行者数の変遷
 1.5 観光立国基本計画 数値目標
    ①訪日外国人数 H22年までに1,000万人(H21年679万人)
    ②国際会議の開催件数 H23年までに5割以上増し、アジアにおける最大の開催国を目指す
      H16年168件⇒H20年241件
    ③日本人の国内観光旅行の一人当たり宿泊数をH22年までに4泊(H21年2.31泊)
    ④日本人の海外旅行者数をH22年までに2,000万人(H21年1,545人)
    ⑤国内の観光旅行消費額をH22年までに30億円(H21年23.6兆円)
 1.6 日本への外国人旅行者の内訳・・・アジア70% 北米12.9% 欧州11.8%
 1.7 日本人の旅行者の主要目的国(H21年 万人)
    ①中国332万人
    ②韓国305
    ③香港120
    ④ハワイ112
    ⑤タイ100万人
    ⑥アメリカ本土98
     イギリス23 ロシア7.4

 1.7 世帯別渡航者数
    20才代 1996年463万人(最高) 2008年262万人(ただし、女性の出国率伸びている)
    減少傾向は最近のことでなく96年から一貫して減り続けている

2.日ロ観光の歴史と現状
 2.1 ロシア帝国からソ連へ
 2.2 ソ連からロシアへ
 2.3 ロシア概要
 2.4 日本への渡航者
    ロシア人4.7万人(一人当たり旅行消費単価22.5万円と高い)
    韓国人(159万人、6.4万円)
    中国人(101万人、14.4万円)
    米国人(70万人、17.8万円)

3.旅行会社で働くということ
 3.1 旅行会社の状況
    第1種791 第2種2,787社 第3種5,957社 計9,535社
    代理店901社 合計10,436社

    取扱シェア ①JTB(14社) 1兆789億円(17.6%) ②近畿ツーリスト3,803億円(6.4%)
          ③日本旅行3,474億円(6.1%)
         
 3.2 ツアーオペレータの仕事 (メールご参照ください)
 3.3 ロシア専門旅行社の仕事
    ・アウトバウンド ・ロシア語留学 ・ツアーオペレート ・インバウンド

中子富貴子講師

ロシアツアーについてのパワーポイント

(文・写真、竹内淳一郎)