「百貨店業態の構造分析から見る課題」

2006年度(H18年度)

島村幸光講師

「百貨店業態の構造分析から見る課題」の講義、ありがとうございました。

百貨店、コンビになど豊富な実体験をふまえ実証的に、よくまとまったレジメを基にしての講義は、受講生はじめ、一般聴講生の方々も真剣に静かに聞いていました。

(1)デパートメント・ストアのはじまり
  第1次流通革命
  1852年パリ「マガサン・ド・ヌボォテ(流行品店)に遡る、1904年㈱「三越呉服店」

(2)流通構造の変化と百貨店の経営戦略
  第2次流通革命(スーパーの出現 1953年「紀伊国屋」第1号
  ・小売業の2極化
   百貨店の巨艦店舗主義の経営、スーパーの総合スパー(GSM)→多店舗展開のチェーンストア経営

  ・業態を超えた大再編成の到来
   セブン&アイ・」ホールディングスとミレニアムリティリングが経営統合

(3)百貨店の今日の特性と今後の課題
  ・今日の特徴
   都市型の小売業、先鋭化したファッション性の追求、食へのこだわりの追求、販売技術革新の累積性

  ・今後の課題
   百貨店の高コスト・低収益体質の改革

島村講師を紹介する佐々木教授
島村講師