水辺景観の整備と都市観光
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■ 略歴
1970年(S45年) 大阪市立大学 経済学部 (卒業)
1975年(S50年) 同経済学研究科 経済地理学 (単位取得満期退学)
1975-1992年(H4年) 旭川大学経済学部 教授
現 在 神戸国際大学経済学部 教授
■ 著書
現代観光のダイナミズム(単著)(2008) 同文舘出版
観光・娯楽産業論(単著)(2004) ミネルヴァ書房
観光と地域経済(単著)(2000) ミネルヴァ書房
■ 講義内容
1.はじめに
・水上観光から陸上観光への転換
・都市の再生
・水辺景観の整備と都市観光の振興との関連
2.水辺景観の整備と都市観光
・河川は都市の顔である
・河川の汚染は、「文明の恥辱である」
・水の都大阪再生協議会⇒2003年4月「水の都阪再生構想」策定
目的:水の都を支える集客システムを構築し国際集客都市大阪を目指して都心の再生を図ること
目標:「時を感じる水の回廊づくり」 4つのゾーン
①道頓堀、②東横堀川、③中之島、④木津川
3.運河景観と都市観光
ヨーロッパの運河網 全長34,000Km
・「ライン・マイン・ドナウ運河」(バンベルク~ケルハイム間、全長171Km)1921年着工~1992年開通
北海から黒海まで全長3,500Kmが一本の水路でつながる
・フランスの「ミディ運河」(トゥールーズ~セート間、全長241Km)
1666年着工~1681年完成 大西洋と地中海が一本の水路で結ばれる
・東京都 「運河ルネッサンス」に着手
・運河の役割
①潤いと安らぎの水辺景観空間
②魅力ある環境資源
③大規模災害時の水上輸送基盤
4.むすび
・都市住民・・・ゆとり、安らぎ、潤い、落ち着きを感じる
・観光者:・・・水辺の楽しさ、面白さ、活気、賑わいを求めて都市に来訪する