「新・国家エネルギー戦略」

2008年度(H20年度)

三木田 裕彦 講師

ご多忙のところ、誠にありがとうございました。
初講の坂根コマツ会長が「寝る人は出て下さい」のご発言は、3講も続いています。
わかりやすいパワーポントでの講義に、熱心に聞き入っていました。

27年ぶりの母校に感慨深げで、学生にに語りかけておられました。
■ 「国際経済論特殊講義2」の3講です(添付メールも参照下さい)。

1.新国家エネルギー戦略の概要
1)日本のエネルギー環境とその政策対応
2)新戦略実現に向けての基本計画の見直し
特に太陽光利用に国は一部補助金をだすが、主に国民負担をもとめている
3)エネルギーの長期展望
4)新・国家エネルギー戦略(エネルギー技術俯瞰図)

2.わが国の求めるエネルギー多様化とその現状
1)わが国のエネルギー多様化政策
2)施策と費用
3)エネルギー多様化の実現

3.中国におけるエネルギー多様化
1)中国の現状
2)エネルギーの背景(構造の変化)
3)エネルギー多様化⇒DME(ジメチルエーテル)生産能力1,000万トン(2010年)
自動車燃料としてLPガスと混合しての展開が期待されている

4.低炭素化社会に向けて
1)ビジョン
2)ポスト洞爺湖サミットの動向
3)わが国のエネルギーは何処へ向かう:政府は腰がすわっていない?!
・莫大な資金をかけたエネルギー多様化補助は、実用技術に本当に繋がるのか
・環境先進国日本のリーダーシップは確立できるのか
・自ら主導的に定めた温室効果ガス削減目標に到達できない場合を想定しているのか
・高高度の目標設定をするのではなく、深刻なエネルギー不足である中国代替エネルギーに学ぶべきではないのか
 
■ 学生へのメッセージ :エネルギー問題について、若い人が理解し、すすんで意見を述べてもらいたい。

講義前に研究科長室で

三木田裕彦講師

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講義後の懇親会
  
(文・写真 竹内淳一郎)