南海電鉄グループのなんばのまちづくりについて
長畠 譲 様
電鉄業界のことが、豊富な業界データや写真などにより、実体験をふまえた講義はよく理解できたと思います。貴社が、日本初の民間資本による鉄道であったことをはじめて知りました。
ご多忙のところ、ありがとうございました。
■テーマ
「南海電鉄グループのなんばまちづくりについて」
■略 歴
経S57卒
現在 南海電気鉄道㈱企画部長
■講義内容
1. はじめに
2. 南海電鉄グループの概要
3. 南海電鉄グループの なんばまちづくり について
3.1 みちづくりの特徴
3.2 まちづくりの系譜
(1)なんば駅・阪堺鉄道の営業開始(1888年)・・・日本初の民間資本による鉄道
当時人口約40万人(明治5年 人口26万人)
(2)2代目なんば駅 146万人&国鉄大阪駅135万人
(3)大阪都市圏の私鉄網の整備
南海電鉄の電化 1911年完成
阪神電気軌道 1905年
京阪電気鉄道 1910年
阪急宝塚線 1910年
阪急京都線 1928年(新京阪鉄道=四条大宮乗り入れ)
阪急神戸線 1920年
近鉄奈良線 1932年(参宮急行鉄道=宇治山田乗り入れ)
近鉄南大阪線 1932年(大阪鉄道=阿部野橋乗り入れ)
4. まとめ(私見)
4.1 大阪市内エリア(なんば・梅田・阿倍野)
個性を生かした競争による成長発展が大阪活性化に必要。
4.2 都市の魅力は、「ライブ性」
4.3 なんばまちづくりの方向性
(1)消費中心の街ではなく、創造性の備えた街へ
(2)多様な人材を迎え入れ、異なる文化、価値観を受容する寛容さと多様性を持つ街へ
(3)DNAの「先取の気性基づき、歴史・伝統を継承・発展させる街へ
(4)21世紀にふさわしい「環境共生」を志向する街へ
(5)地域の関係者との連携を志向する街へ
⇒街の発展は、街に集まる人々が主導する。
今までとは異なる、新しいことをしてみたいという気持ちを持った人々が行きかい、暮らしたいと思う街であることから始まる。