「大阪の労働事情」
山本晃子 講師
ご多忙のところ、「大阪の労働事情–非正規社員・メンタルヘルス・石綿–」の講義、ありがとうございました。
山本講師ならではの労働事情の現職レポートを、豊富かつ的確な統計データを基にしての講義でした。
また、初めての女性講師が、ソフトで話しなれた語り口には、受講生はじめ一般聴講生の方々を魅了し、真剣に静かに聞入っていました。
○労働基準行政の重点 安心して働ける環境
(1)労働条件の確保・改善
・派遣・契約社員など非正規社員の急増
24.5%=有期契約労働者/常用労働者×100 (2005年)
・有期労働契約ルールの明確化
・特定の労働分野における労働条件の確保
若年者の就業機会と能力開発
日本・フリーター200万人 (2003年)
(2)多様な働き方が可能となる労働環境整備
(3)労働者の安全と健康確保
・アスベストによる健康障害防止対策
・健康確保対策
・メンタルヘルス対策:自殺者の急増(とくに男子)
(4)労働補償の迅速・適正な実施
・アスベストによる健康被害の救済