「ロングセラーブランド政策」
12/11(木)、江崎グリコ 細川隆夫執行役員(法52卒)に、第9講 「ロングセラーブランド政策」の講義をしていただきました。
長年、ポッキーなどの菓子開発企画に携わられた体験をもとにした講義は、聴講生も熱心に聞き入り、メモをとっていました。
グリコの商品の代表的なTVコマーシャル(ビデオ)は、その年代を彷彿とさせ好評でした。
ありがとうございました。
■講義の概要
1.会社の概要
・創業 大正11年2月11日 本社:大阪府大阪市西淀川区歌島4丁目6番5号
・資本金 77億73百万円
・売上高 連結2,787億円(単独1,375億円) 連結経常利益51億円(1.8%) 08年3月期
・従業員 連結4,553人名(単独1,178人) 08年3月末現在
・事業種目 菓子、食品の製造および販売
・国内関連会社 グリコ乳業、グリコ栄養食品(牛乳、飲料、デザート)、アイクレオ(乳幼児用
粉乳、飲料)
・海外関連会社
1970年 タイグリコ(現地法人)
1982年 ジェネラルビスケット グリコ フランス(合弁)
1995年 上海江崎格力高食品有限公司(現地法人)
2.菓子市場:成熟市場(添付「菓子市場の推移」参照)
少子高齢化、子供の減少、人口減、世帯構成の変化
単身世帯の急拡大 95年約9%⇒20年約17%
特に65歳以上の「高齢単独世帯」が急拡大 95年約6%⇒20年約10%
3.ロングセラー商品の紹介(ポキー、キスミント、ビスコ)
4.何を変えて良いのか? 何を変えてはいけないのか?
・ブランドは、時代とともに育っていく
・ブランドは、楽しい記憶(=絆:約束)をつないでいく
・ブランドは、新しい取り組み(顧客の若返り、鮮度感)にチャレンジしなければ、古臭くなり、忘れ去られる
(文・写真、竹内淳一郎)