「ファイナンシャルプランナーの現状と今後」

2010年度(H22年度)

河津 敏彦 様

「FPの現状と今後」の講義をしていただき、ありがとうございました。

さすが、立て板に水の講義に、学生・社会人聴講生はわが身の将来に思いをはせ熱心に聞き入ってました。

■平成22年度後期 履修者  609名
 (前年度 931名 学生884名,社会人47名)
 
 学生(2年・3年のみ) 566名
  ・経273 商31 法42 文15 計361、
   経② 88 商② 39 法② 51 文② 27 計205
  ・社会人 43名

■河津 敏彦氏(商S51、㈱サンプラスコンサルティング 代表取締役)の「FPの現状と今後」でした。

略歴:大和證券(S51入社後12年)、外資系証券会社(約10年)、独立系コンサルタント(約10年)、現会社設立

講義内容:
1.HPとは?
 1)ファイナンシャル・プランナー・・・金銭的な視点からその人のライフプランにそって、包括的なアドバイスをする「お金の専門家」 
  資格:①NPO法人 日本FP協会
      上級資格 CFP(Certified Financial Planner)17,146名(2010.11.1現在)
      普通資格 AFP(Affiliated Financial Planner)148,150名
      入門資格 3級ファイナンシャル・プランニング技能士(平成23年1月から実施)
     
     ②国(厚生労働省)
     上級資格 1級ファイナンシャル・プランニング技能士11,229名
      普通資格 2級 〃    203,700名
      入門資格 3級ファイナンシャル・プランニング技能士403,264名    
  
 2)ファイナンシャル・プランニング・・・将来の夢や希望といったライフプランを実現させるための資産設計

2.ファイナンシャル・プランニングの実践
 1)人生に必要な資金を考える 
  ・人生の3大資金とは?・・・①住宅資金 ②教育資金 ③老後資金
  ・その他(結婚資金 出産育児費用 レジャー費用 マイカー費用など)

 2)家計をチェックしてみる 
  ・収支表の作成
   収入=税込み収入+その他-社会保険-税金) 
   支出=基本生活費+住居費+保険料+教育費+その他    
   貯蓄=収入-支出 
  ・バランスシートの作成
   資産=金融資産(預貯金・有価証券・投資信託・貯蓄性保険・その他)+実物資産(土地・建物・その他)
   負債=負債(住宅ローン+その他借入金ほか)
   純資産=金融資産+実物資産-負債

 3)ライフイベント表を作ってみる

 4)未来をシュミレーションしてみる
  ・「やりくり家」と「なりゆき家」の将来のシュミレーション
  ・安心できる資金計画の作成

3.FPの今後
 1)私たちをとりまく環境の変化
 2)ファイナンシャル・プランニングのすすめ
   ⇒今後はライフプランの占める位置が強まるだろう
 3)FPとして学ぶ課目
 4)T字型の知識の習得

河津敏彦講師

講義会場:田中記念館

(文・写真、竹内淳一郎)